高い生地はとても繊細
値段の高いウール生地は、繊細で手入れが必要で、丈夫じゃないんです。高いウールの地は、糸や繊維が細くなり、肌触りが滑らかになり、生地が柔らかく、生地の強度が弱くなるのです。ノーマル ⇒ SUPER 100’S ⇒ SUPER 140’S となるにつれて生地の強度は弱くなります。繊維が細く柔らかい生地は、虫の大好物で、手入れを怠ったたり、定期的にクリーニングに出さないとすぐに虫に食われて穴が開いたりします。
ウールにとって湿摩擦は、大敵です。ウール素材は、湿った状態でも揉まれたり、擦れたりると、フェルト状になったり、ピリングが発生したりします。
ウール混素材のスーツで、自転車に乗ったり、ワンショルダーバッグ・リュックサックを背中に背負ったりすると、生地との摩擦で、ピリングが発生します。生地の摩擦が発生する行為は、避けるようにしてください。
自転車に乗ったり、ワンショルダーバッグ・リュックサックを背中に背負ったりする場合は、ウールの入っていないポリエステル100%の生地で作ったスーツをおすすめいたします。